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HITEC TIMES

東洋ハイテックの社長に迫る!

社長は雲の上の存在で、気軽に話す機会がないというイメージを学生の皆さんは持つかもしれません。でも、弊社の代表取締役である三谷さんは、社員とよく雑談を交わすフランクな人物。そんな彼がどんな想いで、どんな職場を目指しているのか。若手社員Aが直撃しました。

  • CONTENTS 01
    全面リモート
    ワークの裏側。

    実は前々から計画していた!?

  • CONTENTS 02
    会議中の
    雑談の真実。

    社長なのに?

  • CONTENTS 03
    「人生、働くだけ
    じゃない」宣言。

    よくぞ言ってくれました!

  • CONTENTS 04
    ときには
    お断りする勇気も必要。

    たくさん受注しているからこそ

東洋ハイテックでは2020年3月3日から全面的なリモートワークが導入されました。実は、三谷さんは産休・育休による女性社員のキャリアアップの遅れをできる限り防ぐために、子育てをしながら家で仕事復帰するという選択ができるよう「時間や場所の制限をなくした自由な働き方」の実現が必要と考え、2019年からリモートワークの導入を検討してきたといいます。そのため、オンラインでの業務が円滑に進むよう、新たな社内ツールや規則の準備をコロナ禍になる前から進めていたのだとか。
WEB会議ツールの導入や自宅から現場に移動するためのカーシェアサービスの導入、ペーパーレス化、現場やテスト状況をお客さまと遠隔地から一緒に映像で確認できるシステムの導入など、あらゆる業務をアップデート。2020年の夏から試験的に実施しようとしていたところに新型コロナウイルスが蔓延。予定を前倒しして、3月からの実施に踏み切ったそうです。
新型コロナウイルス感染症が終息した後もリモートワークは継続し、会議や提出物のためだけの出社はしない方針とのこと。勤務地や居住地に関わりなく働ける。そんな会社を三谷さんは目指しています。

リモートワークになる前は神出鬼没だった三谷さん。社内にふらりと登場しては、気軽に社員と雑談する姿もしばしば見られました。ふとした雑談の中で、仕事の調子や、本人の健康やメンタルの様子をうかがっていたそうです。
しかしリモートワークになった今、気軽に声をかけることは難しい。そこで三谷さんが取った行動は、WEB会議で雑談をすること。必要な打ち合わせが終わればすぐ解散するのではなく、しばらく雑談をすることで離れていても社員たちの状況を見ているのだとか。調子の悪い社員がいれば、ときには社長から電話をかけ、相談に乗ることも。また、社員同士の雑談の機会を増やしたり、オンライン懇親会への費用補助を行ったりとリモートだからこそより細やかなコミュニケーションを意識しているといいます。
「大企業ではないからこそできることがある。社員ひとりひとりに寄り添う会社でありたい」と三谷さんは語ってくれました。

雑談しながら社員たちの様子を気にかける三谷さんの口からこんな言葉が。「人生は働くだけじゃない。」そう、人生とはいろいろなことが起きるもの。恋人と別れたり、結婚生活がうまくいかなかったり、自分の体調や家族の体調が良くなかったり。仕事に持ち込むなと言っても、割り切れないときもあるでしょう。
「落ち込んでいるときでもパフォーマンスを出せるように組織を整えるのも会社の役目です。」と語る三谷さん。たとえば、技術職は一人で設計から施工管理・納品まで一気通貫で担当することが弊社の基本ですが、ライフイベントなどにより現場での業務が難しくなった場合、その期間は社内で設計の部分だけを行ってもらう。
気持ちだけではなく、本当に社員の人生に寄り添う会社を実現しようとしている。三谷さんの本気の想いが伝わった瞬間でした。

弊社ではありがたいことに、世界中のメーカーから大小さまざまな案件を依頼されています。案件のバリエーションの多さは、社内で仕事を回す上で大きなポイントとなると三谷さんは話してくれました。大小ともに扱っているからこそ、社員たちのコンディションに合わせて仕事を割り振ることができる。ただ闇雲に依頼されたものを引き受けるのではなく、きちんと戦略を立てているのだとか。社内のキャパシティーを考慮して、ときには依頼をお断りするという判断を下すことも。 無理矢理仕事を引き受けてもいいものはできない。今いるメンバーで、いかにいいパフォーマンスを出せるかが重要なのだと三谷さんは考えているのです。