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粉体ハンドリング講座

粉塵飛散とその防止対策について(ビックバックからの排出の例)

1.粉塵飛散と検討措置について
 粉塵の飛散については工場内の環境を汚染し、取り扱う物質によっては、人体に有害なものがあり、発塵に対する措置が必要となります。

一般的には粉塵則に基づきフード、ダクト、ファン、局所集塵機を用いて発塵を抑制します。また、化学物質を取り扱う工場では、平成18年4月より、その危険性と有害性について特定をして、リスクを見積り、リスクを低減させるための措置を講じることが努力義務化されています。1
1「危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置」の実施、 いわゆるリスクアセスメント等の実施が明記されていますが、2006年(平成18年)41日以降、 その実施が労働安全衛生法第28条の2により努力義務化されました。「OSHMS、リスクアセスメント、機械安全」参照

2.ビックバック(フレコン)からの排出と発塵対策
 一般的に、ビックバックからの排出は吊り上げ装置を用いてバックを吊り上げます。
人手で、バック下側の排出口のしばりひもをほどいて、内部の粉体を排出させる作業が必要となります。

各種ビックバックからの排出方法について、代表的なものを以下にご紹介します。
また、その特徴を表1にまとめました。
(1)各種ビックバックからの排出方法
(1)各種ビックバックからの排出方法.png
a.開放+集塵ダクト b.簡易フード+集塵ダクト c.開放+集塵機BM d.密閉+集塵ダクト

表1 排出方法と特徴について

出方法の組合せ

特          徴

 

a.開放+集塵D

D:ダクト

一般的に多く用いられる組み合わせです。

開放状態でしばりひもを解いて、投入します。

人体に発塵粉が接触する可能性があるため、粒度の粗いペレット等の粉粒体に適しています。

 

b.簡易フード+集塵D

 

a.の方式に簡易的なフードを設け、発塵粉との接触を限定したものです。

フード内でしばりひもを解いて、投入するため、腕から先に発塵粉が

接触します。

集塵によるロスがあります。


c.開放+集塵機BM

BM:ビンマウント

開放状態の投入口にビンマウントの集塵機を直接設置して、強制的に吸引します。集塵ダクトに比べ、多くの空気を吸い込むため、発塵を抑制することが出来ます。

また、原料をそのまま下部タンクに戻すので、集塵によるロスはありま

せん。

 

d.密閉+集塵D

 

 

 

 

 

 

トーヨーファインチャッキングマスターTCMを用いて、しばりひもをしばった

状態で、ビックバックの排出口と直接接続できます。

そのため、しばりひもを解いても発塵がありません。2

ただし、ビックバックの排出口径に対する、しばりひもからの寸法制限があります。ほぼ全ての粉体で適応可能ですが、排出性の悪い粉体には考慮が必要となります。

 

図1に排出性の悪い原料に対し、ビックバックを直接もむことで排出を促進するビックバックグリッパー(BBG)の例を紹介します。

2「粉体ハンドリング講座No10コンテナによるハンドリング」

ノンダストBBディスチャージャーも併せてご参照ください。


1ビックバックグリッパー(BBG) (排出製の悪い原料に対応する場合の例)
          ビッグバッグ・グリッパー(加工済み).jpg
これ以外にも、粉体特性に応じた排出方法や、発塵対策の組み合わせが可能です。

兵庫県の篠山にある弊社テストセンターでは、実際のビックバックを用いて排出テストをすることができます。
発塵でお困りのお客様は、一度ご連絡いただければ、弊社営業担当者よりご提案させていただきます。
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